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思えば
ケイマン島を知ったのは、ジョン・グリシャムからでした

覚えていたいなと思うことを書き記そうと思います。
なんせ、何も残らなくなりましたから!!

 ライアル・ワトソンの「風の博物誌」に3つの砂嵐のことが書いてある。

 最も劇的なのは「壁」型のもので、これが起こる前には、空気が異常に穏やかに、熱く、重苦しくなる。そこへ地平線を断ち切るように黄色っぽい塊が現れて、近づくにつれて大きくなり、ついには2,000メートル以上もそびえる全く見通しのきかない壁となる。

 「柱」型の砂嵐は、対立する2つの気流から発生するもので、しっかりと渦を巻いたトルネードのような構造をもっている。

 ゴビやタクラマカン砂漠にある黒い嵐「カラブラン」は、地平線上に青黒い線として出現し、次第に腕を広げ始めたかと思うと、辺りを冷たく暗い、唸り声をあげて暴れる土砂の嵐に巻き込む。出現した時と似て突如として消える。ワトソンは書いてないが、このカラブランは「線」の砂嵐ということになるだろうか。

[砂の海 楼蘭・タクラマカン砂漠探検記](椎名 誠)より'10/03 

上からこっそり覗いてみたい * * * *




 ある研究によると、生後3か月のチビたちは おばちゃんとお姉ちゃんの違い、美人かどうかの違いまで見分けているらしい。

[遺伝子が解く](竹内 久美子)より'10/04 

心許せるのはぬいぐるみだけ? * * * *




 1920年代まで、ロスは世界一という通勤鉄道網が整備されていた。電車も地下鉄もあって便利だった。
 ところが、その鉄道会社の株が、自動車や石油資本によって買い占められ、自動車を売るために、鉄道を少しづつ廃止していった。
 ロスのフリーウェイ網のほとんどは鉄道線路跡地を利用して作られている。

アメリカ巨大企業の謀略・・・地域の生活を根底から変えてしまうようなことまでしている

[神の柩](本岡 類)より'10/03 

ウ~ン アメリカ資本主義 こわい * * * *




 〔枕草子〕の頃から、心を揺さぶられたおりの多様なニュアンスを、[あはれ]の一言で括ってきた伝統が、私たちの言語中枢に息づいている。若いお嬢さんたちが、好ましいものすべてを、「カワイイ」の一言で片づけているのも、清少納言の延長線上で捉えれば、眉ひそめるのも躊躇われてくる。

【心臓に毛が生えている理由】(米原 万里)より '10/09

ほんとうに ねぇ * * * *



 奈良朝のころの関東といえばアメリカ開拓期の西部よりもさらにいっそう荒蕪の地帯であった。インディアンの数よりも更に多くのアイヌが住んでいたであろう。

アイヌ人はインディアンと同様、狩猟民族で、農耕ができなかった。農耕ができないというのは適者として生存するには致命的な欠陥である。

モンゴル民族が漢民族に戦いに敗れることはなかったが、それでも塞外へ塞外へと追いやられたのは、蒙古草原をいつの間にか漢民族の農民どもが耕してしまうからであり、耕地が北へ北へとひろがるにつれてモンゴル人どもの遊牧地はその分だけ北へ移動しなければならない。

それと同様、アイヌは朝鮮からの移住農民たちの耕地のためにさらに北へ移住した。

【歴史を紀行する】(司馬 遼太郎)より '11/01

納得 * * * *



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